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悟りの科学

バハイ教に「悟り」という概念はない。

しかし、バハイ教ではヒンズー教や仏教の創始者も神の啓示者と教えられており、瞑想についても推奨されている。

このため、悟りの概念はバハイ教と全く無縁ではないと言える。

悟りというのは、脳がある状態になった時の意識状態を表した概念であると考えられるが、まだ科学的に明らかにはなっていないようだ。

インターネット上の情報を探した限りでは、悟りには概ね2種類の仮説がある。

ひとつは左脳の思考が止まって、右脳だけでものごとを認識している状態を悟りの状態とする考えである。左脳は言語を使って考えるので、言語による思考を止めてしまえば右脳だけが働いた状態になり、悟りの状態が訪れるという理屈である。

エックハルト・トールのいう悟りはこの「言語による思考を止める方法」であり、彼は「思考は観察すれば止まる」という。だから、ただ思考を観察することを続けるだけで悟りの状態が得られるというのである。

しかし、この「思考を止める」のは容易ではない。僕が試した限りでは、1分間は思考を止めることが出来ても、5分、10分になると相当に難しく、ついつい雑念が湧いてしまう。

もし、そんな簡単に悟りを得ることが出来るなら、今でも世界のかなりの人口の人が悟りを得て、地球温暖化も防止出来るのではないだろうか。左脳の思考を完全に止めるのは難しいのである。

もうひとつの悟りの理論(仮説)として、脳波がガンマ波(40ヘルツ)になった状態で悟りが訪れるというものがある。このガンマ波は瞑想中に生じる、非常に鋭敏で悟りに近い状態のときだけに見られる脳波である。ブッダはこのガンマ派が出ている意識状態のことを「サマ・サーディ(真の瞑想)」と呼んでいた、とされる。

脳波をガンマ波(40ヘルツ)にすることは、バイノーラルビート(両耳性うなり)を用いれば実現可能かも知れない。僕は睡眠薬の代わりにバイノーラルビートを用いて寝ており、この技術で脳波をコントロールが可能なことは実証済みである。

なお、僕は今まで、瞑想中は通常アルファ波(8~12ヘルツ)になるので、脳波は周波数が低めの方が悟りを導きやすいと考えていたのだが、これはどうやら逆のようである。周波数は低い方が脳がリラックスして悟りをもたらすと考えていたのだが・・。

上記の2種類の悟りの理論は互いに矛盾しているように思われる。左脳の活動停止と、脳波の周波数が高くなる事は、相反する事象に思えるのである。したがって、どちらかの仮説が間違っていると思われる(あるいは両者を包括する理論が存在するのかも知れないが)。

いずれにせよ、悟りはまだ科学的には解明されていないようだ。今後もし、悟りが科学的に明らかになれば、多くの人が悟りを得られる可能性がある。そうなれば、人類社会は劇的に改善されると思うのだが、どうだろうか?

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都 雄次

Author:都 雄次
専門はエネルギー経済の数値シミュレーションです。バハイ教という日本ではあまり知られていない宗教の信徒です。バハイ教はイランで発祥した宗教ですが、「人間はすべてひとつの地球家族に属する」「科学と宗教の調和」「男女の同等性」という先進的な教義を持っています。本日記では社会科学と宗教哲学を用いて地球環境問題と人間の心の問題を論じます。

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